2016年12月のある日、実家に帰えると兄から「2017年2月前半頃に家族でグアム旅行へ行きたい」との相談を受ける。私は何度もグアム旅行へ行っているのでアドバイスを求めるためである。話合いの結果、私が旅行全般をコーディネイトをし同行することになった（おそらく最初からそのつもり）。兄夫婦は20年位前に新婚旅行でグアムに行ったきりで、その時に利用したのが格安ツアーだったため、ホテルの立地も賑やかな中心部からも遠く（おそらくシェラトンホテル？タモンではないため初心者向けとは言えない）半強制的にいろいろな、お土産屋に連れて行かれたらしい。ひと昔前の海外ツアーといえばこのパターンは珍しくない。今度は姪もグアム旅行がはじめてなので失敗したくないとのリクエスト。いわゆるお出迎え、見送りもない自由旅行を希望。
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グアム旅行計画の話を聞いた時点で出発まで約2カ月、経験からすぐに行動に移す必要があった。アメリカの次期大統領がドナルドトランプに決まりジリジリと米ドルが上昇しはじめ1ドル=115円代になっていた。さらに、この週にはアメリカの大きめの経済指標FOMCがあり、その影響で一気に1ドル=118円となった。最近、グアム旅行の予約はエクスペディアでやっている。組合せアレンジが自由で最安値で旅行ができるからである。しかし、これだけ大きな値動きがあるとツアーの方が安い可能性もある（既に価格を発表しているため）ので検討してみる。相談があってから仮に調べた見積と比べると、この1週間で1人当たりの旅費が2〜3万円程度高騰していた。
HIS、R＆Cなどの一般的なツアーと比較し検討した結果、結局いつものエクスペディアを利用することにした。「航空券+ホテル」のパターンで最安値から表示される。グアム旅行で絶対に外せない条件は、まず「オンザビーチ」と「オーシャンビュー以上」であること。今回は中心部に近い方が良いとのリクエストもあったので「アウトリガー」か「ウェスティン」で検討した。最近できた「デュシタニ」も魅力があったが著しく価格帯が高かったため候補から外した。「ウェスティン」がキャンペーンで安かったので2つ上のクラスのデラックスオーシャンビューを選択、航空券はいつもの「デルタ航空（直行便）」、いつもの「金曜日夜成田出発、月曜日午後グアム出発」を4名分予約。これだと金曜日午前中だけ会社に出社し、午後やや遅めから成田空港に向かえば十分間に合う。エクスペディアでは予約画面入力最中にでも価格が随時変更される。この時も30分早く確定していればトータル5,000円程度安かった。エクスペディアの支払いはカードのみで、その時のレートで決済される。以前はホテル代だけは現地のホテルチェックアウト時に清算していたがシステムが変わったようだ。たかが数日の円安続きの影響で普段より1〜2割程度割高となってしまった。ちなみに私が今回予約した内容は【航空券】デルタ航空、金曜日夜成田出発（DL610便）+月曜日午後グアム出発（DL609便）【ホテル】ウェスティン、デラックスオーシャンビュー×4名で554,308円（1名あたり138,577円）だった。
オンライン予約時に気をつけなければいけないのはキーボード入力の間違い、同行者全員の「生年月日」と「名前（ローマ字でフルネーム）」を正確に入力すること。これが1文字でも間違っていると飛行機に乗れない。パスポートの記載内容と一致させ本人で間違いないことを確認する目的。今回、義姉の名前で事件が起きた。「Ryoko」と入力するところ「Ryouko」と入力した（もちろん確認した上で）。これが、間違いであったことが後で発覚、予約を変更するのは困難なためパスポート更新の際に「Ryouko」と申請してくれとリクエストしたがパスポートセンターで止められ、そのような申請はできないとのこと。仕方なくエクスペディアに電話で緊急連絡、待機時間も含め30分程度、その他の同行者も1文字ずつ確認させられ、その場で「Ryoko」と変更手続きをした。通常はキャンセル料+再登録料が発生するらしいが今回は特別に無料でやってもらった。なぜ変更手続きは困難なのか？！エクスペディアから予約するとまずデルタ航空に連絡がいき、日本からシアトルに連絡し登録される。この往復で予約が完了する。つまり、1文字変更するのにも同じ行程をたどるため面倒なことになる。